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2010年06月07日

姫の独り言32 ~すいちゅうおんぱ~

今日は、水中での音波の伝わる速度のお話を少しicon10

水中では、音速(水中での音波の伝わる速度)は、
水温、水圧、塩分濃度等によって変化する。
海中では、深度が深くなると水温が下がって音速が遅くなる。

しかし、さらに深度が深くなると水圧が大きくなって
音速が増大する。

それを、グラフにするとこのような感じになる。

深度1000m前後が最も音速遅い領域となるのが解かる。

それよりも深い領域や海面近くでは速くなるわけである。

このような音速分布の為に、速度差による音の屈折によって、
音速が最低となる1000m付近に音波が閉じ込められて、
水平方向に驚くほど遠くまで音が届く現象がある。

これは、光ファイバが光を導くのと同じ原理である。

この、速度分布は地球の気象の影響を大きく受けるので、
音波の伝わる様子を調べることで、
地球温暖化などの基礎データを得ることが
試みられている。

100Hz程度の低周波数の音では、太平洋横断海底ケーブルに
使われている光ファイバよりも減衰が少ない。

そこで、地球規模の環境探査にこのような低周波数の音波が
使われている。

アメリカ西海岸で出した音を、オーストラリアや日本で
受信するといったスケールの大きな実験が
行われようとしている…らしい…

スケールが大きすぎて、よくわかりましぇ~んicon41






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Posted by ネットワーク株 at 18:56Comments(0)姫の独り言