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2010年07月30日

姫の独り言39 ~音バーチャルリアリティ~

先日、iPone4なるものを手にした。

早速、いろんなアプリを検索して
その中でオモシロそう?なアプリを発見。
その名も”立体録音部”icon97

話は変わるが、
クラッシックコンサートのCDを聴く際、
自分が現実にコンサートホールにいるのと
全く区別のつかない状況で音楽を聴けたら
どんなに素晴らしいだろう・・・face05
と想像してみた。

音のバーチャルリアリティ技術が、
この妄想を現実のものにしてくれつつあるというお話。

人間は音を聞く場合、基本的に左右の耳に到達する
音波の時間差と強度差で音の到達する方向を
検知している。

現在のステレオ装置では、左右2台のスピーカーで
聞いている人の耳の入り口での音の時間差と
強度差を作り出そうとしている。

そして、耳に到達した音が、あたかも時間差と
強度差をもつ方向から到達したと錯覚させようとしている。

しかし、右のスピーカーから出た音は右耳にも
左耳にも届いてしまい、右耳に右からの音だけを
届けることは不可能である。

この為、ステレオ装置からの音は2つのスピーカーの
中間からしか聞こえない。

そこで、スピーカーから聞いている人の耳までの空間特性
(距離、部屋の状況、聞いている人の頭部伝達関数??など)
を考慮して、あらかじめスピーカーから再生する音を空間特性の
逆特性で変形しておき、ちょうど聞いている人の耳の入り口で
音を再現する方法が研究されている。

この方法を”トランスオール再生”という。
この方法によれば、2つのスピーカーでスピーカーの外側にも
音像を定位させることが出来る。

たくさんのスピーカーを立体的に配置すれば、
よりよい効果が期待できる。
また、ヘッドホンを使ったバイノーラル再生も
効果的な音のバーチャルリアリティ技術である。

この、バイノーラル再生技術を使っているアプリが
そう、”立体録音部”なのです。

このアプリ、”マッチの音””ドライヤーの音”
”ビニール袋の音””吐息の音”など8種類が入ってます。

普通に聞くと、普通にしか聞こえないのですが、
ヘッドホンを使って聞くと・・・face08

よかったら皆さんも、体感してみて下さいね。






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Posted by ネットワーク株 at 21:21│Comments(2)姫の独り言
この記事へのコメント
この立体音像でバイノーラル録音をよく耳にしますが、僕自身はどうしても前後方向に音像が行かないです・・・頭の左右上下?をうろうろとする感じ。(録音した音をうまく編集すれば何とかなるのでしょうか。)

録音時に利用しているダミーヘッドによる物かわかりませんが、思い出すのは”アーヘナコプフ”のダミーヘッドです。

以前、扱っていたのですが、超高級でお耳の中にはB&Kのヘッドがセット。ダミーヘッド表面全体には人間の体の反射に近づける為の起毛が施してあったりと・・・更にはリアルな耳たぶがついていました。

と、すてきなダミーヘッドの思い出でした。

浜松 森
Posted by 浜松 森 at 2010年08月02日 18:35
返事が遅くなりました。。。

私の知るダミーヘッドは上半身のみで、全身薄いブルーの宇宙人?のような人でした。

起毛や耳たぶまではなかったようでしたが・・・

Posted by ネットワーク株ネットワーク株 at 2010年08月18日 17:42
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