2009年12月23日
コンサートホール技術-2
古代の野外劇場はすべて客席がすり鉢状に舞台へ向かって傾斜しているのは、皆さんもご存知ですよね。
その結果、屋外であるにも関わらず舞台上の音が
よく聞こえるようになっています。
現在のホールでも、客席には強い勾配があります。
もっとも、この勾配は、もともとは客席からの
視線の確保のためであって、必ずしも音の為ではないというのがどうも真相のようです。
しかし、その後1960年代になって、
座席列上を伝搬する音波が、低音域で著しく減衰することが発見されました。
いまだにそのメカニズムは完全には解明されていませんが、
一般的には客席を傾斜にした方がそれを防ぐ上で
合理的だといわれています。
このように、古い時代の工夫の中には、
明らかに音響的な配慮と、そうではなく単なる偶然によるものとが
あるようでおそらく、長年の経験から定着していったものでしょう。
今日でも、室内の音の伝搬は複雑でわからないことが多く、
経験に基づいて処理されているところも少ないのでしょう
音響設備のトラブルや音についてお困りの方。
音響設備の設計、施工~保守点検の事なら
ネットワーク株式会社へ
お気軽にお問い合わせください。
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いまだにそのメカニズムは完全には解明されていませんが、
一般的には客席を傾斜にした方がそれを防ぐ上で
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このように、古い時代の工夫の中には、
明らかに音響的な配慮と、そうではなく単なる偶然によるものとが
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Posted by ネットワーク株 at 21:57│Comments(0)
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