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2009年06月11日

音が水で変わる?

スピーカの製作過程での話です。一般にスピーカは高音用、中音用、低音用等のツィター、スコーカ、
ウーハーの分類とモニター用SR用の分類、特殊スピーカと一般スピーカなどの分類といろいろありま
すが、一般に見慣れたスピーカについてY社の設計製造過程の話です。


これはNS-1000Mです。





スピーカの歴史はに近年になってからで、現在の名器とされているスピーカでも50年ぐらい前でしょうか。
この名器の中に、NS-10Mと言うスピーカがあります。



このシリーズはNS-10MC,NS-10STAUDIOなど数種類ありますが、ユニットは同じでネットとツィータ
位置が違うくらいで部品としては同じです。このNS-10Mが名器なのです。現在は白いコーン紙が生産
出来なくて発売はしていませんが、現在も世界中のスタジオのモニタースピーカとして使われています。
発売当初はあまり評判が立たなかったのですが、使っているうちに全世界のほとんどの有名録音スタジ
オなどに設置してあるのです。





この、スピーカの開発者中村さんと言いますが、このスピーカのウーハーのコーンを何にしようと和紙や海
外のパルプや竹やいろんな材質を実験したそうです。で、コーンを紙としたときに紙をすく、つまりうす〜く
伸ばしながら作るのですが、その時使用する水をいろいろ変えてみたそうです。水道水、わき水、富士山
の水、海外の水、など変えてコーン紙を作ると音が変わると言うのです。


白いコーン紙です


紙をすいています


確かに音はインシュレータで変わるし,形状で変わるのもわかりますが紙をすく水で変わると言われると
すごい、としか言えません。このくらいの徹底した試行錯誤をして作られたスピーカなら、名器と言われて
もいいと思います。
私も持っています。発売当時は一台25,000円なので買えました。



  

Posted by ネットワーク株 at 09:47Comments(0)九州営業所にっき